ジャンプの種類(利き足が右の場合) |
遂にフィギュアスケート団体戦が始まりましたね!(団体戦のルールについてはこちら)
羽生くんと高橋・木原組の活躍で、日本は只今4位!(^^)良い出だしではないでしょうか!?
羽生くんはオリンピック初舞台とは思えないほど堂々としていて貫禄の演技でした。高橋・木原組もスロージャンプ決まって本当に本当によかった。結成後1年とは思えないくらい上達していました!素晴らしい!!
スケート靴について |
続く、女子シングル、アイスダンスもこの流れに乗っていってほしいな!(^^)
日本以外の国では、ロシアが絶好のスタートを切りましたよね。
まさかここまでやるとは・・・
前回のブログでは、女子シングルにかけるしかないと書いてしまったのですが、ペアのボロソジャル・トランコフ組は世界ランキング1位だったのですね。完全に盲点でした。すみません。
因みにボロソジャル・トランコフ組。
印象は久々に王国の熟練ペアが出てきたなという感じだったのですが、調べてみたらペア結成は4年前だとか。お互い前のパートナーとバンクーバー五輪後にペアを解消して結成した模様です。それにしても、スロージャンプ、リフト、ツイストリフトなど見ごたえ十分!FSも期待!
あと、忘れてはならないのが、プルシェンコ。
羽生くんより点数は下とはいえ、さすがレジェンドという感じ。
昨年、手術をして、競技会に4年間出ていないにも関わらず、4回転を含むあれだけの演技ができるなんて本当に天才的です。過去に多くのスケート選手が怪我によりその選手生命を絶たれてきましたが、プルシェンコは何度も手術してもその度に復活してくる、(もう31歳ですよ)、まさに不死身の選手です!!(笑)
今回オリンピックに出場している選手の中で、唯一ジャンプで転ぶ姿がイメージできない選手なのではないでしょうか?
さて、前置きが長くなりましたが、今日の本題はここから。フィギュアスケートで今ひとつ理解に苦しむジャンプを素人の目にもわかるように解説したいなと思います。具体的には僕がどうやって判断するのか紹介します。
初めに、僕の頭の中では、ジャンプはもともと次の4つに分類されています。
①アクセル
②トウループ
③エッジ系ジャンプ(サルコウ・ループ)
④トウ系ジャンプ(フリップ・ルッツ)
なぜ、この4つかと言えば、①アクセル②トウループは、一目で違いがわかり、③④はそれぞれ少し目を凝らして見る必要があるからです。
では、順番に説明していきましょう。
アクセル |
トウループ |
これは、ジャンプを前向きにするという特徴だけつかんでしまえばOKです。左の図で確認してみてください。
②トウループ
左のトウ(つま先)を使って跳ぶということだけ覚えればOKです。
トウとはスケート靴のブレード前方にあるギザギザした部分です。
あと、トウループは男子の多くの選手が4回転に挑戦しており、プログラムの最初にもってきています。また、4回転-3回転(2回転)のコンビネーションとしても使用されることも多いです。←豆知識☆
こういったプログラム構成の知識も頭に入れておくとジャンプの識別はよりしやすくなりますよ(^^)
サルコウ |
ループ |
③エッジ系ジャンプ(サルコウ・ループ)
ここではサルコウとループの見分け方について説明します。
僕も長らくこの2つを見分けるのに苦労しました。
一応、踏み切る足が左ならばサルコウ、右であればループという決定的な違いはあるのですが、スローで見るならまだしも、普通の速度だとどちらも両足でジャンプしているように見えてしまい、なかなか判別できませんでした。
そこで、いろんな本にも書いてありますが、ジャンプに入る直前の足の形で判別するようにしました。
足が“八の字”であればサルコウ、“クロス”していればループ、これさえ覚えておけばOKです。
因みに、コンビネーションジャンプの後半のジャンプがなぜ、トウループかループの2種類に限られるか分かりますか?←豆知識☆
それは、全てのジャンプは右足(右利きの人の場合)で着氷するためです。
“右足で着氷=滑ってくる足が右”と考えれば、一番上の表より明らかですよね!
フリップ |
ルッツ |
最後はこれを見分けれたらジャンプ通と言われる、フリップとルッツの違いです。
基本的にジャンプに入るときの姿勢が似ているので区別がつきにくいですが、ポイントはジャンプ直前の足元。
右利きの場合は左足で滑ってきますが、その足の左右どちらに体重がかかっているかで判断します。
体重が右にかかっていればフリップ。左であればルッツというように。
まだ、分かりにくいですよね!?
では、体重が右(左)にかかるというのはどういうことか?
ルッツの足元 |
フリップの足元 |
体重右=左足のインサイドエッジ(内側)に力がかかっている=靴が右に傾く→フリップ
体重左=左足のアウトサイドエッジ(外側)に力がかかっている=靴が左に傾く→ルッツ
これで理解はできると思います。あとは、映像をたくさん見て慣れるだけ。
きっと、映像を見ると、ルッツは靴が図のように傾くので分かりやすいですが、フリップは思ったよりも靴が傾かず、水平に見えると思います。そう簡単にはいかないんです(^^;)
なので僕はルッツでなければフリップと考えるようにして見分けています。これでも結構いけますよ!!
さて、今日は6種類のジャンプの違いについて説明しましたが、いかがでしたでしょうか?
僕なりの見分け方なので、もっと良い方法もあるかと思いますが、フィギュアスケートを楽しむためにはこれくらいで充分な気がします。
もっと詳しく知りたい方は、以下のサイトを参照してみてください。
・フィギュアスケート技の解説 skatingjapan.or.jp/figure/trick.html
・動画による解説 https://www.youtube.com/watch?v=ZQ5d14wLSZg
次回は、【歴史と現状を知る(男子シングル)】に関して書こうと思います。
今の男子シングルがこれほどまでに面白いと感じるのはどうしてなのか?、長野五輪以降のスケート技術の進化についてお伝えします。
お楽しみに!!(^^)/
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