日本も羽生くんと真央ちゃんをSP(ショートプログラム)から起用して、本気モードだとか!!
ロシアは逆にSP、FS(フリースケーティング)両方でリプニツカヤを起用してくるとか、各国いろんな駆け引きをしてますね!
ロシアは逆にSP、FS(フリースケーティング)両方でリプニツカヤを起用してくるとか、各国いろんな駆け引きをしてますね!
個人的には、団体戦が増えたことで、以前に増してキーピングが大変になるのではと少し心配しています。
荒川静香さんが言うには、若い頃は各試合で全力を出すだけなので、あまり気にしないそうですが、ベテランになればなるほど、キーピングに神経を使うそうですよ。←豆知識☆
団体戦に出場予定の羽生、町田、真央、明子、高橋・木原組、リード兄弟の中では、町田、真央、明子の3人は相当気を使っているでしょうね。
気持ちで負けるな、ファイト!!
さて、団体戦とか個人戦とか、SP・FSとかフィギュアスケートのルールって分かりにくいですよね。
解説でもいちいち詳しいことは言ってくれませんし、データ放送になってルールは見れるようにはなりましたが、演技中にルール読みながらってのはどうかとも思いますしね。
なので、詳しく解説したいと思いますが、今回はソチ五輪を楽しむために必要な情報だけ載せておきます。
まず、多くの方はご存じかと思いますが、今回の五輪から戦い方が、個人戦と団体戦の2つに分かれることになりました。昔はフィギュアと言ったら、個人戦しかなかったのですが、2006年辺りからですかね、団体戦というものが登場してきました。
演技種目はというと、個人も団体も男子シングル、女子シングル、ペア、アイスダンスの4つで争います。そして、それぞれがSP(SD)とFS(FD)の2つのプログラムの合計点数で勝敗が決まります。
大まかに言うとこんな感じです。個人戦に関しては、もうほとんど言うことないですが、団体戦に関して、少し説明不足なのでこの後説明しますね。
団体戦の競技の流れ(10ヵ国) |
右下の図を見てください。ソチ五輪の団体戦の競技の流れを示しています。
まず、団体戦に出場するのは以下の10ヵ国(ランキング順)。
1.カナダ
2.ロシア
3.アメリカ
4.日本
5.イタリア
6.フランス
7.中国
8.ドイツ
9.ウクライナ
10.イギリス
この10ヵ国で争われますが、まずは各国の代表1人または1組がSP(SD)を滑ります。前述の通り、日本はこのSP(SD)に男子は羽生、女子は真央、ペアは高橋・木原組、アイスダンスはリード兄弟をもってきています。
SP(SD)は個人戦のように採点され、順位が決定。その順位に基づき、10点~1点が与えられます(不参加の場合は0点)。そして4種目のSP(SD)の合計ポイント順に並べられ、その上位5ヵ国のみFS(FD)に進むことができます。
ここで注意しておきたいのは、選手の演技の得点ではなく、順位のポイントの合計だということ。2006年から行われている団体戦(国別対抗戦)では、選手の得点の合計で争われていましたが、今回は違います。
続いて、上位5ヵ国によるFS(FD)。
各国の代表1名または1組によって争われるのは変わりませんが、SP(SD)のときとは別の選手を出場させることができます。勿論、変えなくても構わないです。ただし、4種目のうち2種目まで。その上、交代する選手も個人戦の出場条件を獲得していることという条件がついています。
つまり、どういうことか。
日本を例にとれば、男子のFS(FD)を羽生から町田or高橋に、女子のFS(FD)を浅田から鈴木or村上に変更することができるということです。日本の場合、ペアとアイスダンスは個人戦出場が1組ずつなのでFS(FD)での交代はできず、高橋・木原組、リード兄弟が出場することになります。
勿論、交代しなくても良いのですが、選手の疲労や調子の具合だったり、さまざまなことを考慮に入れて、各国戦略を練ってくるので、どのように仕掛けてくるか楽しみですね。
団体戦のルールに関してはこれくらい知っておければ十分だと思います。それよりも、選手一人ひとりの演技に集中してあげましょう!!
もっと細かいルールを確認したい人は、こちらのサイトを参照してください。
最後に、団体戦の醍醐味とは?
最後に僕なりの団体戦の面白さを簡単に述べときます。
①選手起用から各国の団体戦へかける思いがわかる
前述の通り、各国さまざまな戦略を練ってくることが予想されます。個人戦への影響を考えてエースを温存させるのか、絶対に金メダルを取りにくるのか、各国のスケート連盟が選手起用に頭を捻っていることでしょう。つまり、出場選手を見れば、その国の方針を予想することができます。
例えば、日本。僕が思うには、日本は是が非でも“金メダル”というわけではなく、“メダル獲得”に焦点をあてています。絶対金メダルを取りにくるなら、男女シングルではSP(SD)、FS(FD)ともに羽生と浅田を起用するでしょう。ですが、それだと彼らの個人戦に影響が出かねない。特に真央ちゃんは今シーズンで引退を宣言していますし、最後の個人戦で納得のいく演技をさせてあげたい。
JFS(日本スケート連盟)は各選手の想いを酌んで判断したのでしょう。
逆に、ロシア。開催国の意地、スケート王国としてのプライドでしょうか、団体戦では“金メダル”しか目指していない気がします。というのも、冒頭で述べたように女子シングルはSP、FSともにリプニツカヤでくるそうなので。ソトニコワもいいけれど、今シーズンずっと調子が良く、1月の欧州選手権では歴代2位の得点を出した、今まさに波に乗っているリプニルカヤに王国の全てを託したという感じです。
まあ、ロシアが1位をとるにはこうするより仕方がないのでしょう。他の3種目では、男子ではプルシェンコもいるけど、現実的なことを言えば、厳しい。唯一、1位の10点を狙えそうな種目といったら女子のシングル、そんな感じなのでしょうか。
②国ごとの応援に着目
これは、こちらの記事を読んで思いました。
確かに過去の国別対抗戦を見ると、応援が静かな国もあれば、演技で失敗しようが仲間のために全力で応援する国など国ごとにいろいろな違いがありましたね。
日本ではペアの高橋成美選手がとにかく明るく面白い応援をしていた記憶にあります。あ、ちなみに高橋選手は同じ大学の同じ学年なんですよね(笑)キャンパスは違いますが(笑)
ただ、一つ応援に関して心配事が。
今朝の情報ですが、
チームメイトに対する鳴り物やかぶり物を使った過剰な応援は禁止
仮装したり紙吹雪を用意したりしてお祭り騒ぎをすることは控えるよう
という要望があったらしいです。選手たちはどうするのでしょうかね?
そういった意味でも一つ注目してみたら面白いのではないかと思います。
長くなってしまいましたが、読んで下さった皆さま、ありがとうございました。
遂に明日の深夜より団体戦、そして明後日にはソチ五輪開幕です。
頑張れ日本!!(^^)
0 件のコメント:
コメントを投稿