男子SPの羽生とパトリックのプロトコル
PCS(演技構成点)で10点満点なんて過去に見たことがありません。
史上最高の戦いが今目の前で繰り広げられている。
その感覚を持ってFSもぜひ見て下さい。
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男子SP皆さん見ましたでしょうか??
羽生くんの100点越え
高橋大輔の表現
町田のティムシェル
パトリックの滑らかなスケーティング
久々復活のジュベールのジャンプ
アボットの魂の滑り
そして
プルシェンコの引退
SPだけでドラマありすぎですって!!><
FSはもうどうなるんでしょう!?ワクワク!!
さて、今日は簡単に日本選手以外の男子FSの注目点を紹介することにしましょう。
「曲」に込めた選手の想いは、昨日のブログを参考にしてみてください。
http://yosh1a.blogspot.jp/2014/02/blog-post_14.html#more
右でSPの順位を確認しながら見ていくことにしましょう。
まず、2位のパトリック。
昨日もFS「四季」を紹介しましたが、今日は技術面を。羽生くんとの一騎打ちに勝つためには、前半に跳ぶ
4T-3T(4回転トウループ3回転トウループのコンビネーションン)
4T(4回転トウループ)
3A(トリプルアクセル)
の3つのジャンプで失敗は許されません。特に3Aをパトリックは苦手としてるので、そこが決まれば波に乗ってきます。
後半で注目なのは、スピンとステップ。なんで1歩でそんなに滑れるの?スピンの回転なんでそんなに速くてきれいなの?とにかく足元はピカイチです。
ハビエル・フェルナンデス |
羽生くんと同じブライアン・オーサーコーチに師事をしている選手です。それも羽生くんよりも前から。
羽生くんは、一緒に練習をしていて、フェルナンデスのジャンプを参考にしています。もちろん、すべてではないけど。
フェルナンデスのジャンプの特徴としては、回転が速く、軸が細くきれい。そして、羽生くんと同じく2種類の4回転を持っています。プログラムでは、合計3本、後半の1.1倍のときに4Tを一ついれてくるので、そのスタミナが凄いなと思っています。後半の4Tが成功するのか注目です。
ブライアン・ジュベール |
7位ブライアン・ジュベール。
久々に上位にランクインしてくれました。過去の世界選手権チャンピオンです。
もう29歳。何気にプルシェンコと同じく4回目のオリンピックなのです。競技を続けてくれてありがとうと素直に言いたいですね!
ブライアンと言えば、4回転にこだわった選手。新採点方式になろうともその姿勢は変えませんでした。そのこだわり抜いた4回転をFSでも是非観てほしい。ブライアンたる所以のジャンプが最後までも健在であることを願っています。
閻涵 |
8位の閻涵。
17歳ながら雰囲気にのまれないそのメンタルは凄い。中国の今後、アジアの今後を羽生くんと共に背負って立つ若き中国のエースです。見どころなのは、4回転とトリプルアクセル。4回転はとにかく高さを見てほしい。昔の本田武史さんのようなバネのある高いジャンプをします。それに加えて、トリプルアクセルはジャンプの飛距離と着氷後の流れに着目。とにかく遠くに滑らかなトリプルアクセルを跳びます。これは加点がSPでは2.86もつきました。
デニス・テン |
9位のデニス・テン。
カザフスタンの期待の星。僕は彼が17歳くらいのときから演技を観てますが、スケーティングの質がいいというか、観ていてパトリックに近い印象を抱きます。これまでは完璧に滑ることがなかなかできなかったためか、上位に来ることはありませんでしたが、2013年の世界選手権では遂に銀メダル獲得。このときはパトリックを脅かし、金もあるのではと思わせるくらい素晴らしい演技でした。勝負の分かれ目は、ジャンプが決まるかどうか。冒頭の4回転から注目です。もし決まれば、メダルを脅かすダークホースになると思います。かなり怖い存在です。
トマシュ・ベルネル |
13位のトマシュ・ベルネル。
日本好きとして知られ、日本にもファンが多い選手です。ジャンプの好不調の波が激しいのが難点。絶好調のときはFSで4回転2本決めてきます。確か、まだ周りの選手が4回転を避けてた2006年の世界選手権で4回転を2本決めてあわやメダルという4位に食い込んだのは記憶に新しい。もう27歳のベテランなのに若さを感じさせる彼の魅力が何によるものか探りたいですね。
フローラン・アモディオ |
14位のフローラン・アモディオ。
独特の世界観を持っていて見ていて飽きない選手。ただ、ルール違反をたまにして、点数が伸びないことも多々ある、そんな選手。フランス人らしいというんでしょうか?過去のフィリップ・キャンデロロやスルヤ・ボナリーのように型にはまらないというか、本当の自分をみんなに見てほしい、そんなメッセージがあるような気がしてなりません。きっと彼はアマチュアの世界よりもプロのショービジネスの方で本領を発揮する選手なのでしょう。どんなアモディオの世界を見せてくれるか、表現に注目です。
ジェレミー・アボット |
15位のジェレミー・アボット。
SPでは左わき腹を強打したにも関わらず、魂の滑りを見せてくれました。この五輪を最後と決めている以上、あそこで終わりたくない、自分のベストはこんなものではない、28歳になったベテランの意地を見た気がしました。もう、それだけで涙しそうなんですが。。
魅力は表現力と彼の醸し出す空気感。彼の演技は透明感のある柔らかい雰囲気に包まれているような感じがします。だからこそ、自然と見入ってしまう。そのオーラにぜひ引き込まれてみてください。
あと、コーチが2009年より佐藤有香さんとなり、親近感がありますね!世界で活躍されている彼女の姿もお見逃しなく。
ケビン・レイノルズ |
17位ケビン・レイノルズ。
4回転をFSでは3つ入れてきます。そのジャンプに注目です。
彼の4回転は、さあ4回転を跳ぶぞという力みがなく、まるで3回転と同じような感覚で跳んでいるような気がします。不思議です。
ざっと、僕なりの見どころを紹介しましたが、いかがでしたでしょうか?
ぜひ、今夜のFSを見るときの参考にしてみてください。
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