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2014年2月15日土曜日

ソチ五輪観戦記2:男子シングル

こんにちは。あいかです。

羽生結弦、金メダルおめでとう!!(^^)/
町田樹5位入賞、高橋大輔6位入賞おめでとう!!(^^)/

こんなにも日本人が上位争いを繰り広げた大会はかつてなかったので本当に感動しています!
日本人に限らず、今期で第一線を退く選手が多いためか、ファンにとっては涙腺が緩む機会が多い大会だったのではないでしょうか?

さて、今日は、今回の結果を踏まえて、男子シングルを少し角度を変えてみてみることにします。


①アジアの台頭
右の図は1980~2014までのオリンピック、フィギュアスケート男子シングルの入賞者の国籍を表したものです。

何が分かるでしょうか?

そう、アジアの入賞者が増えてきているんです!!
今回のソチ五輪でそれがさらに顕著になったと言えます。メダリストは2人がアジア。これはこの40年ではなかった快挙です。パトリックが中国系であることを踏まえるとするならば、全員がアジア系と言えますね。表彰台でみんな顔が似てるというか、これまでとは何かが違うと感じたのは間違いではなかったと思います。

これに比べ、ロシア、アメリカが入賞者に一人もいない。
これは久しくなかった現象なのではないでしょうか?

ロシアは前回のバンクーバーで連続の金メダルが途絶えましたが、今回はそもそも五輪出場枠が一つとかつての栄光はますます薄れてしまった気がします。
あと、アメリカは表を見ると、前回まで9大会連続で2人以上の入賞者を輩出していました。
しかし、今回はまさかの入賞者ゼロ。
カナダが9大会連続で入賞者を1人以上輩出していることを考えると、北米の減少はアメリカの減少の影響であると言うことができるのではないでしょうか?

②メダリストはカナダ産?
①ではアジアの選手の台頭している流れをみてきました。
そして、ソチではメダリストもアジア(系)が独占しましたね。

ただ、アジアの選手の台頭=アジアの力によるものとは簡単には言えないことをここでは証明したいなと思います。

この表は、メダリストのコーチと振付師を表したものです。国籍も載せてみました。

いかがでしょうか?

今回のメダリスト全員がコーチ、振付師共にカナダ人を起用しています。
アジアの選手がメダルを取ったとはいえ、それはカナダ人の力なくしてはできなったかもしれませんね。

勿論、これはメダリストを取り上げたにすぎないので、一概にカナダ人コーチの台頭とは言えないですし、各選手も成長の段階でコーチや振付師を変えていくので、育成段階では各国のコーチが活躍している可能性もあります。

ただ、この表で確実に言えることは、メダリストのような男子フィギュア界を引っ張っていく選手のコーチや振付師にはカナダ人が多いということ。

なぜ、カナダ人コーチ・振付師が多いのかは正確にはわかりませんが、
・2010年の開催が自国だったことで、新採点方式に移行した2003年以降、選手だけでなくコーチや振付師含め、総合的に力を入れていた
ことが今回の結果に少なからず結びついたのかなと感じています。



さて、いかがでしたでしょうか?

アジア選手の台頭
メダリストの裏にカナダの力あり(男子シングル)

スポーツの裏側って面白い!!
さらに細かくトレーナーとか管理栄養士とかチームスタッフをみていけば、もっと違う現象が起きているのかもしれないですし。

日本も今の選手世代がコーチ、振付師として活躍したら、あと何十年後には陰に日本の力ありと言う場面がでてくるかもしれません。
まるでiponeの成功の陰に日本の技術力ありというようにね!

そんな風になってほしいな!

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