ソチ五輪が終了し、日本選手団も帰国しましたね。個人的には、こんなにもしっかりと観戦した五輪はなかったので、余韻に浸っていたい気持ちでいっぱいです。が、切りかえていかないといけませんね。
さて、帰国した選手の記者会見での真央ちゃんの発言がとても好きなので初めに紹介しますね。
「私自身、それを聞いたのは終わった後でした。人間なので失敗することもあります。失敗したくて失敗しているわけじゃないです」
「私は別になんとも思っていないですけど、森さんが今、後悔しているのではないかなと思います」
女子SPの後の発言で非難を浴びた森元首相を責めるのでもなく、国民からの非難をも上くかわした適切な発言だったと思います。会場も笑いに包まれたと記事に書いてありましたし、これによって一時高まった国民感情を抑えたことが何よりも素晴らしかったですね。
「直接の被害者である真央ちゃんがこういっているのであれば、私たちがとやかく言うことではない」と多くの人が思ったことでしょう。
一方、韓国では、採点に対する不満がソトニコワ選手のFBへの誹謗中傷という形になってしまっていますね。個人的には凄く残念です。というのも、これにより金妍児選手は否が応でもメディアに取り上げられてしまっていて、彼女が休む暇もないですよね。
本人が今回の判定に異議を申し立てているならまだしも、「ミスなく自分の演技ができて満足」と言っているのであれば、他の人がとやかく言うことではない。規模感は違いますが、国民感情の収拾という点では対照的な現象が見られた両国でした。
さて、今日は採点に関して、個人的な見解を述べておきたいと思います。
少し前にtwitterで書いたものの添付です。(少し文章がおかしいのはご了承を)
「ヨナ高得点の謎を解説した漫画http://snn.getnews.jp/archives/258096 」を読んだときに、採点に関して少し考えてみました。
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読み応えがあり、作成への熱意に感服!!ただ、気になったのは、PCSは素人目でよいとされているって部分かな?疑問は最もだけど、じゃあ誰がどう採点すべきなのか代替案があればよかったです。
公平な採点、採点の正しさって何だろう?公平や正しさって何だろう?
答えがあるわけではないから、言い換えると「納得感」という言葉が近いかな?観ている人が納得できるということ。ただ全ての人をというのは無理だから、審判をその道に秀でた誰もが認める人にして、納得性を持たせている。
その良い例がバレエということか。プロが採点すれば素人以上の視点で見ているのだろうと私たちは思ってしまうしね。その観点で言えば、フィギュアの演技審判はスケート連盟の人だったりするけど、どうなんだろう?元選手という人という点では素人より詳しいだろうから、バレエのプロと似てる気もするな。
プロということに拘れば、フィギュアにもプロフィギュアスケーターがいるから、彼らに演技審判させたら皆は納得するのかな?
僕は案外今と変わらない気もするな~。というもの人の価値判断ってれまでの人生経験によってさまざまだから。バレエのプロも教わった環境(先生や国など)によって判断(評価)は異なるしね。
書道とかも流派によってぜんぜん違うし、芸術は解釈が本当に難しい。
ただ、フィギュアがこれほどもめるのは、バレエや書道よりも総合芸術として幅が広いからだろうね。バレエや書道って領域が狭いけど、フィギュアはいろいろな芸術を取り入れられるし。
歴史を見ても元々は図形(figure)を書く競技だったのが、ソ連が強い時代にバレエ要素が加わって芸術という見方が加速し、近年はロシア以外の台頭で、バレエ以外にもコンテンポラリーダンス、ジャズダンス、ヒップホップや世界各国のフォークダンスなどありとあらゆる舞踊を取り込んで発展しているね。もしかしたら日本の文化やアフリカの民族の踊りが取り入れられるかもしれないね(アフリカの選手が台頭してきたらの話)。
そうなったら、芸術点をどうやって採点するんだろう?
フィギュアの世界もだいぶ変化すると思うね。
僕はこの幅の広がりが競技としての一つの魅力だと感じています。オリンピック競技になれるのも広がりがあるからだもんね。
なんか、話ややこしくなったから本題に戻すと、今の採点方式に僕は納得です。というのも今以上の優れた代替案が思いつかないから。消極的な理由で申し訳ないです。
でも一つ提案したいのは、演技審判になる人にはフィギュアの歴史やダンスの歴史、種類など基本を勉強する(各国のプロに教えを乞う)のと、新しい表現分野がでてきたらすぐ学ぶような、常に感性を高めるような向上心と芸術面のプロになるという自覚をもつということ。ISUから任命されて、ボランティアでやる(本当にそうかどうかはわからないので違っていたらすみません)のは、よろしくないかなと。審判=その分野に秀でた人として採点に納得性をもたせるなら、採点のプロとしての覚悟が必要だね。もし、それが見ている人みんなに認められたら、今ほどには騒がれなくなる気がする。
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まだまだ採点に関しては、いろいろ考えることがありそうですね。勿論、競技としての魅力を失わせないという観点での話ですが。
最後に他の人の考えを参考までに載せておきます。
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中庭さんが問題提起するのは、女子の加重係数の見直しだ。技術点と演技構成点の差を埋めるため、現状のルールでは、フリーの演技構成点は、男子で2倍、女子で1.6倍になるのだが、その数値の男女差に中庭さんは疑問を抱いている。 「フリーの演技構成点にかけられる加重係数(技術点との差をなくために点数を係数によって増やす)の男女差を、もう少し見直してもらいたいですね。加重係数を女子では1.8倍くらい上げてもいいのでは。数値についての再検討の余地があるのではないでしょうか」
元全日本4位フィギュアスケートに関する著書もある今川知子さんは、「前回のルール改正(2012年)の年に、『FS(フリースケーティング)で5種類か6種類のトリプルジャンプを飛んだ選手にはボーナス点が与えられるというルールができるかも』という噂が出ました。結局、このルールは適用されなかったわけですが、今後このルールの適用を再検討してもいいのではないでしょうか。特に女子の選手にとって、全種類に近い3回転ジャンプを飛ぶことは難しいことです。浅田真央選手が成功したトリプルアクセルを飛ぶのは至難の業ですから」と改正案を主張する。 「男子の場合は、SP、FSともに4回転を2種類以上飛ぶ選手には、ボーナス点を与えても良いと思います。現在、2種類以上の4回転をプログラムに入れているのは、羽生、フェルナンデス、レイノルズの3選手らです。おそらく練習では成功している選手はもっといるでしょう。そういうルールになると男子ももっと四回転の多種類時代が早く進むかもしれません」とは今川さんの意見。
元全日本4位フィギュアスケートに関する著書もある今川知子さんは、「前回のルール改正(2012年)の年に、『FS(フリースケーティング)で5種類か6種類のトリプルジャンプを飛んだ選手にはボーナス点が与えられるというルールができるかも』という噂が出ました。結局、このルールは適用されなかったわけですが、今後このルールの適用を再検討してもいいのではないでしょうか。特に女子の選手にとって、全種類に近い3回転ジャンプを飛ぶことは難しいことです。浅田真央選手が成功したトリプルアクセルを飛ぶのは至難の業ですから」と改正案を主張する。 「男子の場合は、SP、FSともに4回転を2種類以上飛ぶ選手には、ボーナス点を与えても良いと思います。現在、2種類以上の4回転をプログラムに入れているのは、羽生、フェルナンデス、レイノルズの3選手らです。おそらく練習では成功している選手はもっといるでしょう。そういうルールになると男子ももっと四回転の多種類時代が早く進むかもしれません」とは今川さんの意見。
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